日本で唯一3種類(盲導犬、介助犬、聴導犬)の補助犬を育成および認定できる団体です

公益財団法人日本補助犬協会 内閣府 公益認定法人 国家公安委員会指定法人 厚生労働省指定法人

〒241-0811 神奈川県横浜市旭区矢指町1954-1
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イベント・キャンペーン もっと知って補助犬キャンペーン 第4回の実績 補助犬シンポジウム実施のご報告

6月24日、障害者差別解消法に伴う『補助犬シンポジウム』~障害を意識させないおもてなしを目指して~ を、衆議院議員第一議員会館多目的ホールで開催しました。
 当日は、内閣官房東京オリパラ推進本部、厚生労働省、国土交通省、地方自治体、受け入れ事業者、協会支援者等の皆様、約150名のご参加をいただきました。

第一部の基調講演1では、DPI日本会議副議長 / 内閣府障害者施策アドバイザーの尾上様より、「障害者差別解消法施行と今後」と題して、全ての人が孤立したり排除されることなく支え合いながら地域の中で当たり前に生活できる社会の実現に向けて、障害者差別解消法の概要やポイントを、不当な差別的取扱いの禁止と合理的配慮の提供それぞれにおいて、具体例を交えながら講演いただきました。

基調講演2では、当協会の朴代表理事から、「補助犬受け入れの実情と取り組みのポイント」と題して、補助犬ユーザーから報告される「受け入れ拒否」事例の紹介と紛争に発展する事例の内容や対応の傾向、大きな問題となりつつある複合施設テナント社員への接遇研修の必要性、今直ぐにここまでは実施しておきたい接遇検証や見直しについて講演をさせていただきました。

第二部では「補助犬受け入れの現状と課題」をテーマに、受け入れ事業者として東京夢の島熱帯植物館館長榎本浩様、当事者として盲導犬ユーザー&盲導犬、訓練事業者として当協会訓練部長が①補助犬受け入れ場所の範囲②人的サポートの範囲③社員教育の必要性について発表し、パネルディスカッションを行いました。参加下さいましたビルマネージメント会社や百貨店、社会奉仕連合団体や一般の方からも活発なご意見を頂戴し、有意義な会となりました。

本シンポジウムの開催にあたっては、司会進行を務めて頂きました隼あすか法律事務所 弁護士で「補助犬ガイド士」の伊藤愼司先生をはじめとして、議員秘書の皆様、協会ボランティアの皆様、大変多くの方々のお力添えを頂きました。
ご参加頂いた皆様、ご協力頂いた皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

「障害者差別解消法」施行に伴う
補助犬受入れに関するシンポジウム開催のご案内

皆様ご承知の通り、本年4月1日より「障害者差別解消法」が施行されました。これまで補助犬受け入れの根拠となる法律は、平成14年施行の「身体障害者補助犬法」のみでした。今後「障害者差別解消法」が加わったことにより、補助犬の受け入れを拒否することは「不当な差別的取扱い」とみなされ、事業者としてのモラルやコンプライアンスの是非が問われることになります。すなわち、補助犬に関する認識の欠如は経営上の大きなリスク要因になってしまうのです。
また、2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催され、海外からも多くの補助犬を伴ったユーザーが来日することが予想されます。国内外の補助犬ユーザーの受入れ態勢を整備することは喫緊の課題でもあります。
こうした状況のなか、当協会には「障害者差別解消法」施行に伴う3種類の補助犬受け入れに関する様々なお問い合わせやご相談を多数お寄せいただいております。
そこでこの度、当協会では、「もっと知って補助犬キャンペーン」へご後援いただいている皆様を中心に広く補助犬受け入れ事業者様に向けて、個々の事業者が適切に補助犬を受入れるにはどうしたらよいのか、具体的にお応えし、受け入れ体制整備に向けてのシンポジウムを開催致します。
内閣府にて「障害者差別解消法」施行に直接関わられた尾上浩二様(現DPI日本会議副議長)にご講演いただくほか、参加団体の皆様の忌憚なきご意見を交換する機会も設けたいと思っております。
この機会に是非ご参加下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

主に参加される団体・企業等

「第1~4回もっと知って補助犬キャンペーン」後援団体・企業(順不同)
厚生労働省、国土交通省、東京都、横浜市、連合、日本医師会、日本損害保険代理業協会、
日本ホテル協会、日本ショッピング・センター協会、日本チェーンストア協会、
日本補聴器販売店協会、日本百貨店協会、日本旅行業協会、全国空港ビル協会、
日本植物園協会、日本盲人連合、全日本難聴者・中途失調者団体連合会、全日本ろうあ連盟、
定期航空協会、東京ハイヤー・タクシー協会、東京都個人タクシー協会、
成田国際空港株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社、日本民営鉄道協会、
日本ビルヂング協会連合会

日本百貨店協会様による「障害者差別解消法に係わる説明会」の様子 平成28年4月8日

各種イベントでの補助犬デモンストレーション。各種イベントでの補助犬デモンストレーション。

セミナー概要

日   時 平成28年6月24日(金) 13:30~16:00
場   所 衆議院議員第一議員会館 多目的ホール
参加費用 無料 
何名様でもご参加頂けます。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
定   員 先着150名

プログラム

○受 付  13:00~13:30

○第一部 13:30~14:45
 基調講演「障害者差別解消法施行と今後」
  講師:尾上 浩二
     DPI日本会議副議長 / 内閣府障害者施策アドバイザー 
「補助犬受け入れの実情と取り組みのポイント」 
  講師:朴 善子
     公益財団法人日本補助犬協会代表理事

○第二部 15:00~16:00
 パネルディスカッション
  オーガナイザー:朴 善子
  コメンテーター:尾上 浩二  
  パネリスト  :キャンペーン後援団体・企業様にご参加いただきます。

講師プロフィール

尾上 浩二
○DPI日本会議副議長、内閣府 障害者施策アドバイザー
1960 年大阪に生まれる。小学校を養護学校、施設で過ごした後、普通中学・高校へ進む。1978 年大阪市立大学に入学後、障害者問題のサークル活動をきっかけに、自立生活運動に取り組み始める。DPI(障害者インターナショナル)日本会議事務局長、障害者政策委員会委員等を歴任後、内閣府障害者制度改革担当室・政策企画調査官を務める。

朴 善子
○公益財団日本補助犬協会 代表理事、盲導犬・介助犬・聴導犬の訓練士及び指導員
盲導犬のパピーファミリーに参加したことをきっかけに盲導犬育成事業に進み、「盲導犬犬型募金箱」の考案や「盲導犬受け入れセミナー」の開催など、当時認知が低かった盲導犬啓発に尽力した。
主な経歴(抜粋)
・(元)日本盲導犬協会神奈川訓練センター施設長
・(元)日本財団「盲導犬に関する調査」調査委員会委員
・(元)厚生労働省「介助犬の基礎的調査班」委員
・平成24年~法務省「少年院における動物介在活動等検討会」委員
・平成26年~「東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたアクセシビリティ協議会」 
アクセシビリティガイドライン策定委員

・平成28年~「ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議」心のバリアフリー分科会委員

その他

日本補助犬協会は、受け入れ事業者様の事業特性に考慮した「補助犬の受け入れ」を共に考え、提案しています。

ご指定の日時、場所で説明会、補助犬シミュレーション(3種の補助犬を伴う実地指導)、出張セミナー等を実施致します。お気軽にお問合せ下さい。

お問い合わせ先

日本補助犬協会 事務局
TEL:045-951-9221

E-mail:japan@hojyoken.or.jp

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