2018年12月1日から2019年3月31日まで“共生社会、補助犬受け入れ拒否ゼロ”を目指して「第６回もっと知って補助犬キャンペーン」を実施致しました。
　当協会では、２０１２年以来このキャンペーンを開催していますが、それは、補助犬を同伴した身体障害者のアクセス権を保証した身体障害者補助犬法が２００２年に成立してから１０年以上経つにも関わらず、補助犬についての社会の認知は低いいままであり、公共交通機関をはじめ、店舗、宿泊施設などにおける補助犬の受け入れ拒否が後を絶たたなかったからです。
　その後、補助犬業界全体の地道な啓発活動により、補助犬の認知度は徐々にではあるものの向上していますが、さらなる活動の継続・強化が必要であると考え、昨年度も実施しました。
　「第６回もっと知って補助犬キャンペーン」の概要は次のとおりです。

補助犬フォーラムの開催

補助犬ユーザー団体、各種企業・団体の協力のもと、「補助犬フォーラム」を開催しました。

• 開催日　2019年2月15日
• 会　場　衆議院議員会館／参加者150名
• テーマ　補助犬と共に社会参加するということ
  ～「誰一人取り残されない社会」への提案～
• プログラム
  第一部 心のバリアフリー勉強会
  第二部 補助犬シンポジウム
  ～補助犬の育成現場から～
  ～補助犬ユーザーの立場から～
  ～パネルディスカッション～

「心のバリアフリー検定」の実施

共生社会の実現を図るため、次のとおり「心のバリアフリー検定」を実施しました。

【電通共済、2019年1月24日】

• 実施日　2019年1月24日
  実施イベント　電通共済「心のバリアフリー検定」
  会　場　全電通労働会館2階ホール／合格者148名
• 実施日　2019年2月4日
  実施イベント　補助犬フレンズの会
  会　場　六本木ヒルズ　ヒルズクラブ／合格者47名

学校教育における取り組み

オリンピック・パラリンピック推進教育及び「心のバリアフリー」普及を目的とした補助犬介在授業を延べ11校で実施しました。

【目白小学校、2019年2月20日】

• 愛国高等学校（2018年12月4日）
• 目白小学校（2019年2月20日）
• 台東区立田原幼稚園（2019年3月6日）
• 府中市立浅間中学校（2019年3月18日）

など

一般市民に対する啓発活動の実施

次のイベント・会場において、補助犬のデモンストレーションを実施しました。

【墨田すまいるフェスティバル、2018年12月1日】

• 豊島区ふくしまつり（2018年12月1日）
• 墨田区スマイルフェスタ（2018年12月8日）
• 神奈川県人権メッセージ展
  
  実施日2018年12月9日
  会　場クイーンズスクエア横浜
• 京急百貨店（2019年3月23日）

など

障害当事者の活用促進に向けた活動

障害当事者の活用促進に向けた活動として、障害当事者講師の養成を目的に、延べ１５名の補助犬ユーザーに「心のバリアフリー検定」を受講して頂き、全員が合格されました。

• 実施日　2018年12月14日
  会　場　衆議院議員会館

緊急・災害時の支援体制の整備に向けた取り組み

旭消防署と共同し、救急車に補助犬を乗せる際の搬送法を検証しました。

• 実施日　2019年2月18日
  会　場　日本補助犬協会

ＳＤＧｓ実施指針に基づいた活動

SDGs実施指針に基づき、あらゆる人々の活躍を推進するため大塚商会と京急百貨店で心のバリアフリー研修及び施設のバリアフリーの検証を行いました。

• 実施日　2019年3月11日
  会　場　大塚商会本社3階会議室
  内　容　心のバリアフリー研修の実施
• 実施日　2019年3月23日
  会　場　京急百貨店
  内　容　施設のバリアフリーの検証

【大塚商会、2019年3月11日】

【京急百貨店、2019年3月23日】

協力・協賛

公益社団法人 日本医師会、ロイヤルカナン ジャポン合同会社、住友三井オートサービス株式会社、株式会社サンセイランディック、ケルヒャージャパン株式会社、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、東京Ⅱゾンタクラブ、東京炭素工業株式会社、アバディーン・スタンダード・インベストメンツ株式会社、日本ヒルズゲート株式会社、ポールヘイスティングス法律事務所、株式会社大塚商会、イオンペット株式会社、三井化学株式会社、マルホ株式会社、株式会社Esupport International、認定NPO法人 湘南フィルハーモニー管弦楽団、クリスタ長堀、ペッツファースト株式会社、ラッキー工芸株式会社 （順不同）