日本で唯一3種類(盲導犬、介助犬、聴導犬)の補助犬を育成および認定できる団体です
当協会では、平成14年の設立以降109頭(盲導犬:37頭、介助犬:22頭、聴導犬:50頭)の補助犬を無償貸与してまいりました。(2022年4月1日現在)
1頭の補助犬を育成するためには、(生まれてから老後まで)約500万円の費用が必要ですが、その費用の殆どは多くの皆様のご寄付や募金により支えられています。
補助犬の先進国である欧米では、日本よりも数多くの補助犬が実働していますが、日本では欧米ほどに寄付の文化が定着していないこともあり、設立当初から大変厳しい経営事情の中これまで事業を継続してまいりました。
当協会では、年間8~10頭の補助犬を育成・貸与していますが、その費用を捻出する為に、数少ないスタッフが本事業である補助犬の育成の傍らで、街頭募金や企業への寄付のお願いなど東奔西走しながらこれまで何とか事業を継続してまいりました。
しかしながら、近年、諸物価の高騰や諸々の事由により赤字経営を余儀なくされていたところに、2020年年明けからのコロナウイルスの蔓延により、募金活動やイベントが軒並みキャンセルとなり、企業や個人からの寄付も激減しており、事業の継続が大変厳しい状況となっています。
今後も補助犬を必要とする方に安定的に補助犬を届けるためには、不安定な経営基盤の再建が急務であります。寄付収入を得るにも様々な方法がありますが、協会の事業を深く理解し、ご支援頂けるサポーター会員の応援が、協会として最もありがたく、スペシャルサポーター(年会費:1万円)が2000名に到達すれば、当面は事業を継続できると試算し、今回のプロジェクトを立ち上げました。
私達はこれまでも、障がい者や補助犬に対する理解を深めていく懸け橋として、常に働きかけてまいりました。 今後も、「街角で当たり前にユーザーと補助犬に出会う社会」を目指して、人と動物の豊かな共生社会の一助となれるよう、努力して参りますが、補助犬がいる社会は育成団体の尽力だけでは成り立ちません。「必要とする方に補助犬をお届けしたい」という思いを具現化するため、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。